m6u's blog

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オリンパスのデジタル一眼レフカメラとそのレンズを考察する。

 全部の機種を使ったわけでもないし、ましてやすべてのレンズを使ったことがないので、妄想の域を出ない与太話という前提で書きます。
 他社がフイルムカメラ時代のレンズラインナップを継承してAPS-Cイメージサークルを採用したデジタル一眼レフをがんばっている中で、レンズもマウントもイメージサークルも新規に考案してフォーサーズ規格がスタートしたわけです。 全レンズが当然デジタル専用設計であり、焦点距離が35ミリ換算2倍なのでシステムとして小型軽量化を進めやすいぞというのがウリですね。
 でも、最初の頃はプロの使用にも耐えられるだけの充実した光学性能を狙ってか、比較的大振りで大き目のレンズを展開しました。 実際に扱うと重くなくてもレンズが太かったりして手に余るような扱いにくさを感じていたりしました。
 転換点として、E-410E-510のリリースの頃を注目したいのですが、スーパーハイグレード(松レンズ)でF2.0通しをがんばる一方で、スタンダード(梅レンズ)がコンパクトで軽くて扱いやすさを重視したラインナップに切り替わってきたと思うのです。 デジタル専用設計で光学設計を突っ張ったレンズを作ることが出来るのと、光学設計をある程度割り切って扱いやすさを重視したレンズも作れる幅の広さを出せたと思うのです。
 E-520のニュースリリースにもあるように、スタンダードレンズ(梅レンズ)でそろそろ9mmから300mmまで(35ミリ換算18mm〜600mm)を扱えるレンズラインナップと、E-420E-520というクラス最軽量のデジタル一眼レフカメラを揃えて、いよいよデジカメ(コンデジ)卒業組の受け入れ体制が整ってきた感があります。
 デジカメとの違和感をなくすために使える機能として、ライブビュー機能を備えています。 背面の液晶モニタを使って、フレーミングが出来るわけです。 ピント合わせも液晶モニタの表示を途切れさせることなくできるハイスピードイメージャAFがあります。 フェイス&バックコントロールという機能で、人物と背景の明暗差が激しいところでも自動補正してくれます。 デジタル一眼レフの世界に、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)では当たり前になっている機能を取り込み続けているように見えます。
 そんなわけで、オリンパスはデジカメ(コンデジ)卒業組の囲い込みを狙っているんじゃないかなというところです。