m6u's blog

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バックアップツールの存在目的とは。

著作権保護された音楽データのバックアップはできません。

 この「注意点」のテキストを読んだとき、激しく脱力した。
 管理情報全部ひっくるめてバックアップが取れて、いざパソコンが壊れたときに復旧できることが望まれるバックアップツールなのに、(ネットを介して購入するなどした)著作権保護された音楽データのバックアップが出来ないのだそうだ。
 自分でCDを持っているのであれば、もしも音楽データベースが壊れて再インストールする必要が生じたときには、手間隙かけて泣く泣くもう一度CDから音楽データを取り込めばよい。 でもこれは最悪の手段だろう。 自分のせいではない、不慮のトラブルで突然ぶっ壊れる事だってあるのだし、そういうときにために常々バックアップを取るのではないだろうか。 いわゆる「備えあれば憂いなし」である。
 なのに、バックアップが取れない音楽データが存在するようだ。
 バックアップが取れないデータはどうしろというのだろう。 オンラインで購入したものであれば、販売元のサイトにアクセスすれば良いのだろうか? @niftyがやっているMOOCSというサイトもコンテンツ販売から足を洗って、音楽情報サイトにリニューアルを果たしてしまっているわけで。 つまり、販売サイトが永遠に営業し続ける保証がないのだし、なぜか購入後数日間しかダウンロードできなかったりするわけで、購入したデータが完全に保全されない状況を強いられるのがちょっと理解できない。 約款に書いてあっただろう?とか言われちゃうとちょっと心外で、その音楽データを購入したいから「やむをえず条件を飲まされた」という人が多いんじゃないだろうか。
 まぁそんなことだろうと思って、うちではSDオーディオもATRAC3も試した上で、とってもイージーなiPod/iTunesでの音楽管理に帰着してしまっている。 オーディオプレイヤー単体の音質としてはダメだしくらってますけど、一度取り込んだ音楽データをずっと維持し続けられることや、管理パソコンを乗り換えたりバックアップを取ったりするのが(ドキュメントをしっかり読めば誰でもやれるくらいに)簡単なところが気に入った。
 昔、SonicStageからバックアップを取って復元するときに失敗したことがあったもんな。 どういう理由でどういうことが発生したかまでは覚えてないけど。 あんときのややこしさからしたら、iTunesでの「マイミュージック\iTunesフォルダをコピーする」っていうだけのイージーさが大変気楽で助かるなぁとしみじみ思う。
 もっと、デジタルコンテンツ購入者は、怒っていいと思う。