m6u's blog

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デジイチのコモディティ化の基本は、デジイチを真似る事。

 デジカメ(コンパクトデジタルカメラ)に飽き足らなくなった人の受け皿としてのデジイチデジタル一眼レフカメラ、レフなしデジタル一眼カメラなど)を家電的に考えるなら、デジカメができることはなるべくできるようにしておいたほうがいいという風に考えられる。
 一つは、ファインダーよりも大きな液晶画面を駆使したライブビューという機能である。 フリーアングル液晶モニターも備えれば、デジカメにはないセンスでフレーミングできるようになる。 これなら上級者っぽい。
 もう一つは、カメラ内加工の充実だろうか。 暗部補正など力量不足を補う機能が先行したが、それよりもアーティスティックに見栄えするような(逆に言うと腕の勝負じゃなくアイディア勝負のような)加工が求められているのかもしれない。 Photoshopなどを駆使して手間隙かければできるであろう加工を、カメラ内で簡単にできるとそれは楽しいだろうが、本来の撮影技術的な研鑽においては不要な機能だろう。 デジタルゆえの新しい写真の楽しみ方なのだと受け入れる層と、そうでない層に分離しつつあるのだ。
 デジイチのユーザー層が二分化していき、明らかにライトユーザーがこれからもどんどん増えていくだろうから、デジイチに詰め込まれる機能がライトユーザーの支持を集めるべくどんどん変わっていくだろう。 そういうカメラしか作らないメーカーになるのか、玄人向けにも本来求められる性能を研ぎ澄ませたカメラも出すメーカーになるのか、向こう1年でリリースされるカメラでトレンドが変わっていくだろう。