m6u's blog

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LUMIX DMC-LX3を使ってみた

 LX3本体+A&A*のLX3ケースで、ニコンD300のサブカメラ的ポジションで使う感じになっている。

色がおかしい→設定を見直すことで妥協しつつ、RAW活用

 ネット掲載のLUMIX LX3レビューなどで感じていたこととして色の出方がおかしいと思っていたけど、自分で実際に撮影してみて確かにおかしいなと感じた。
 LUMIX LX3にはフィルムモードという撮影メニューがあり、こいつが色の出方を決める重要な要素で、非モノクロの項目として「STD:スタンダード」「D:ダイナミック」「NA:ネイチャー」「S:スムーズ」「V:バイブラント」「N:ノスタルジック」となっている。 このSTDの時点でかなり色が誇張されている印象を受け、たいていのLUMIX LX3レビューではSTDのまま掲載されていることが多いようだ。
 フィルムモードでは「コントラスト」「シャープネス」「彩度」「ノイズリダクション」の4項目ごとに−2〜0〜+2で調整できるようになっている。 ここを突き詰めて行けばより理想的な色を引き出せるんだろうけど、とりあえずは「S:スムーズ」がおとなしくて嘘っぽくない感じだったのでこれが軸になるのかなと思う。
 とはいえ、LUMIX LX3では今のところRAWに頼ってしまう。 後述するもう一つの理由もあって、とりあえずRAW+高圧縮JPEGで記録保存している。

AWBがやや不安定→RAW活用

 LUMIX LX3はコンパクトデジタルカメラという枠で考えたらそこそこ優秀なんだろうと思うAWB:オートホワイトバランスだけど、デジイチのサブという個人的な期待値からすると「やや不安定」という感が否めない。
 LUMIX LX3のホワイトバランスには、自動のほかに「晴天」「曇天」「日陰」「フラッシュ」「白熱灯」「測定1&2」「色温度入力」が出来るようになっていてなかなか器用な設定だと思う。 特にコンパクト機で色温度入力が出来るのは特に評価したいところ。 そして、ホワイトバランス微調整機能があり、「アンバー〜ブルー」「グリーン〜マゼンダ」の2軸で調整できる。
 ホワイトバランスの調整機能が豊富なのは理解できるし、かなり充実していると思うのだけど、撮影する現場であれこれ悩みたくないがために、とりあえずAWBにしてRAW保存して、あとで弄るほうが性に合っているようだ。

メモリカードは大人の16GB投入、予備バッテリ投入は様子見

 かつてペンタックスK100Dで使っていた2GB SDカードを入れていたものの、LUMIX LX3を本気で使うのや、日常的にチョコチョコ使うのを想定して、かなり余裕を見込んでのSDHC class6 16GBカードを投入してみた。
 A&A*のケースが底部ねじ止め固定のために、あまり出し入れしたくないという心理も働いている。 とはいえ、昼から夕方にかけての撮影でサブとして使ってもバッテリが枯れてしまうようなので、節電に効く設定を考えつつ、それでもダメなら予備バッテリも投入しないといけないかなと思案中。

デジイチ画質に見慣れると、LUMIX LX3はややマイルドに見える

 RAWから起こしているのでカメラ側での味付けはないものと考えたいところだが、D300の画質と比べたらピントの合い具合が等倍鑑賞時にはややマイルドに見える。 そのマイルド具合は、絞込みF値にはほとんど左右されない感じである。
 あと、被写体ブレ防止のためか、ISO AUTOにしているとISO 320や400あたりになっていることが多く、ノイズのばらつきが見えてくる。 なので基本的にISO 100固定にして、下限シャッター速度を「1/2」にまで引き下げていたりする。

節電への布石

 LUMIX LX3の消費電力を抑えるために、セットアップメニューでは「エコモード」「液晶明るさ」あたりを、撮影メニューでは「プリAF」「手ブレ補正」あたりをいじると良さそうな気がする。
 「エコモード」でアイドル時にモニタ画面を暗転させるようにして、「液晶明るさ」で暗めにすれば、液晶モニタでの消費を抑えられるかも。
 また、「プリAF」をオフにして無駄にピント合わせ動作をさせないようにして、「手ブレ補正」をMODE2というシャッターを切るタイミングで補正動作をするようにすれば、無駄な動作による無駄な消費を抑えられるかも。