馴染みの店というのがない状態で、「この辺にこういうお店があるかな」っていうネット検索をする。
都会であれば、Yahoo!でもGoogleでもすぐ絞れて、事前にメニューや店構えも把握でき、レビュー・評価なども目にすることができる。 現地に行けばfoursquareやロケタッチなどのチェックインサービスにたいてい登録済みで、簡単にチェックインしたことを更新できる。
これが田舎だと、お店の位置と連絡先として電話番号まではわかる。 おそらくタウンページに掲載されているであろう情報と大差ない。 メニューや品揃えもわからない、レビューがない、店構えがわからなくて現地に行くまで不安なまま。 現地に行ってチェックインサービスを使おうとしてもほとんどスポット情報がなく、行く先々で新規スポット登録を行うしかない。
あるいは、潰れた店の情報が相変わらず掲載され続け、古い情報に頼って現地に行くと実は閉店していたってこともある。 掲載サイト運営者に連絡して訂正依頼を出してもなかなか反映されないのが残念なところ。
若い経営者が意欲的であれば、がんばってホームページを作ったりもするだろう。 おじいさんおばあさんが「この代で終わり」と決め込んでいる個人商店だとネットへの情報発信なんてしないので、どんなにいいお店であっても人に知られずに埋没していってしまう。 なんだか惜しいなと思う。
事前に情報を把握できないと、家族に相談して評判を探ってみたりして、それでも要領を得ないときはもう大きいショッピングセンターやショッピングモールに出かけてしまう。 地域経済がどんどん萎んでしまう気がする。