m6u's blog

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レンズ交換式デジタルカメラで思うこと

私はNikon D300を未だに大事に使っております。 こいつはDXフォーマットというカメラで、APS-Cサイズのイメージセンサーなのです。

通常APS-Cサイズのイメージセンサーを載せているカメラで、(広角でもなく望遠でもなく)標準の画角を得ようとすると、35mmの焦点距離のレンズを使います。フルサイズのイメージセンサーに対する焦点距離換算の都合で、35mm×1.5=52.5mmでまぁ50mmと同等でしょうという考え方ですが、なんか違和感があるのですよ。

光線の曲げ方(と言うと語弊があるのでしょうけど)が焦点距離なのだから、センサーサイズが小さくなった分クロップというか切り抜きのようなことになっているはずなのだと。 50mmの絵が欲しいなら、やはり50mmのレンズを付けて被写体と通常の距離でなく1.5倍ほど離れれば同じ絵になるだろうと。

そうそう簡単に距離を遠くに置くことなんて出来ないこともありますけどね。 でも違和感は違和感として、受け入れてDXフォーマットらしい絵にしてしまうか、本来の絵を求めるかに場面ごとに悩むような感じです。

これがもしマイクロフォーサーズになると、焦点距離換算が2倍になるくらいにセンサーサイズが小さくなりますから、違和感の出方は増します。 システムがコンパクトになるのは歓迎したいのですが、フルサイズのイメージセンサーの絵から離れてしまいます。

そう考えると、ステップアップのためのカメラは、D800とかD600しかありえないんだろうなって思う一方、コンパクトなシステムへの割り切りも必要だなとも思うのです。