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m6u's blog

便利な製品・サービス・アプリを見つけては、その評価を書き続けるブログ

QZSSのススメ 〜 ingressやwazeなど位置測位精度を気にするiOS端末ユーザーに向けて

地図やカーナビやwaze

QZSSって何?

 「準天頂衛星システム」を略してQZSSという。 詳しくはそのWikipediaを読んでいただくとして、GPSのみでは測位精度を確保しにくい高層ビルの谷間や空が広く開けない山間部でも測位精度を確保できるように日本のほぼ真上に補完するようにGPS同様に衛星を飛ばしておく仕組みと解釈していいんじゃないかな。
【追記:1/23】「準天頂衛星システムとGPS - READ - 準天頂衛星システム(QZSS)みちびきデータ公開サイト QZ-vision」の記事もお勧め。
 ちなみに、単にGPSというけど、狭義のGPSといえば「グローバル・ポジショニング・システム」のことでアメリカ合衆国が推進する衛星測位システムであり、「GLONASS」というと主にロシアが推進する衛星測位システムであり、GPSGLONASSは地球を全部覆う感じになっているけど、QZSSは(主にアジア・オセアニアなど)限られた地域でしか活用できない。

QZSSをスマホタブレットで使いたい

 残念ながら、あまりQZSSまでサポートしているスマホがないのが実情。 日本・韓国・中国・台湾などアジア系メーカーなら対応を頑張ってくれるかも?
 例えば、Google Nexus 7(2012)はGPS用にBroadcom BCM4751というチップを使っていて、《supports GPS, SBAS and QZSS satellites at L1 frequency band》とあるようにQZSS対応であるとわかる。
 どんなGPSチップを積んでいるのか、もしくは統合チップセット(Snapdragonのナニナニとか)によって、対応しているしていないがわかるのだが、製品のホームページにはそこまで詳しく書いてないことが多く、購入者のレビューによって判明することがある。

QZSS対応GPS受信機をスマホに連携させる

 Androidスマホ/タブレットでもiOSiPhone/iPad/ipod touch)でも、3G/LTE回線が使えても使えなくてもGPS受信機(GPSレシーバー)を使うことで位置測位ができるようになる。 カーナビアプリで使ったり、写真に位置情報を付加したり、移動ログを記録したりできるようになるわけだ。
 例えば私が使っているのは「GNS 2000 GPS GLONASS Receiver」というBluetooth接続するGPS受信機。 Amazon.co.jpにて購入。
 特徴は小型で軽量、miniUSBケーブルで充電してバッテリーも内蔵して10時間駆動、GPSGLONASSも対応してもちろんQZSSも対応、iOS対応、AndroidやWindowsPCなどでも使える。
 クルマに設置するとき、シガーライターソケット用充電器と充電ケーブルとフロントガラスなどに固定するために吸盤ツールも付属して、エンジンスタートで自動起動するように出来る。 エンジンを切ってBluetoothリンクも切れると自動的に休眠して無駄に電源を消費しないスマートさ。 上空広く衛星電波を受信できるよう、バックミラーのあるあたりのフロントガラスにぺたっと貼り付けている。

Wazeに応用→測位精度の向上が地図エディタで見える移動軌跡にも見える

 このGNS 2000をiPhone 5と連携して、ソーシャルカーナビと言える「Waze(ウェイズ)」で使っている。 大きな特徴として、全ユーザーが同じ地図データを共有しており、誰かが直した地図をみんなが使える大変ありがたい仕組み。 このブログでも何回も取り上げているので過去記事も読んでね。
 そもそもiPhone 5の測位精度はカーナビはできるけど精度自体はそんなに良くないと感じていた。 特にWazeで高精度に道路を正確に描きたいときには泣きが入りそうな感じ。 しかも、3G/LTEの電波が途絶えると測位そのものが無効になってしまって、山間部を走行している時に不満だった。
 GNS 2000はその点よく頑張る。 3G/LTEの電波が(測位のためには)必要ないので山間部でも頑張る。 測位データは万が一3G/LTEの電波が途絶えていても、復帰した際にまとめて送ってくれているようで、地図データ編集も捗る。
 スマホ単体でGPS移動軌跡を記録すると結構乱れやすいのだけど、GNS 2000を使えば乱れにくくなる。 同じ道路を2回走った時に、スマホ単体だと重ならないことも多々あるけど、GNS 2000でならそんなにズレない。
 【追記:2014/11/21】Waze地図エディタ上でGNS 2000によるGPS軌跡がどう現れるかを掲載します。

 ちなみに、Android端末でGNS 2000などのBluetooth接続GPS受信機を使うときには、別途Bluetooth GPS受信のためのツールアプリ(Bluetooth GPSなど)を使う必要があります。 また、Android端末でGPSの状態をチェックするのには、私は「GPS Test Plus」を使っていますがFree版でも全く構いません。

Ingressに応用→Androidスマホではダメだが、iOSでならOK

 今一部で熱狂的に流行っている、青と緑の陣営に分かれて陣取りするあのゲームです。 12月に東京で世界イベントが開催されるあれです。
 ingressを遊ぶのにNexus 5を使ってきたのだけど、太陽光フレアの話題がニュースになったあたりから測位精度がまったく上がらなくなりすこぶる調子悪い時期があった。 海外では「GPS drift」という言葉もあるくらい、移動せずじっとしていても現在位置がせわしなく変わってウロウロしている。 道路1〜2本分はずれていたりして、測位精度が重要な要素になるingressでは大変つらかった。
 その後Nexus 5は工場再生品と交換したのだが、ひどい状態から脱したものの、新品で測位精度が3〜4メートルくらいあったのに対して今は9〜12メートルよりなかなか精度が良くならない。 クルマの中に放置すると簡単に20メートル以上ずれる。
 そんな事件とは関係なくingressのiOS版が解禁され当時、もちろんiPhone 5にも入れてみたのだが、何かと不具合があり、その後何度かアプリが更新されたもののAndroid版よりも一歩二歩後れを取っている感じだった。 そのため、今でも主にNexus 5で遊んでいる。
 ところが、AndroidでGNS 2000を使ってもingressでは無視されて本体内蔵GPSが使われて相変わらず彷徨ってしまう。
 GNS 2000はiOSサポートがあるのでiPhone 5でingressを遊ぶと、これがかなり調子いい。
 ポータルにデプロイするときに、ポータルの中心から可能なだけ離れてデプロイするじゃないですか、うちのNexus 5だと歩いてもなかなか新しい現在位置が反映されなくて極端に距離を取ると一気に動きすぎて届かなくなり丁度いい距離が見つからなくてかなり焦れるのですが、iPhone 5では単体でも十分やれますが、GNS 2000を片手に遊ぶと問題無いです。 これは大発見。 帽子にくくりつけましょうか、って考えも浮かんできます。

位置情報を使ったスマホゲームを遊ぶ人におすすめ

 iOS版ingressを遊ぶ人で、測位精度がつらくてストレスを感じているエージェントさん、おひとついかがでしょうか。