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AQUOS Sense 3 SH-M12レビュー:ガラケーっぽい雰囲気を持つ、今どきのベーシックの再定義

AQUOS Sense 3 SH-M12とは

SHARP SIMフリースマホ AQUOS sense3 ブラック SH-M12-B

SHARP SIMフリースマホ AQUOS sense3 ブラック SH-M12-B

  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: エレクトロニクス
jp.sharp
シャープさんのSIMフリースマホである、AQUOS Sense 3 SH-M12を入手しました。
手元のiPhone 7 PlusやHTC U11よりもひと回り小さく、厚みが増していることからも、iPhone 5の頃を思い出しそうな形状です。
上位機種のカメラ機能も取り込んでいたり、おサイフケータイも入っているけど、ワンセグは入っていないという必要十分なスマホだと感じます。

まず伝えたい、マナーモードが良いAQUOS Sense 3 SH-M12

どこから何を伝えようかと思いましたが、まず1回目は「マナーモード」について解説したいです。
マナーモードって、多くの皆さんが使っていることだと思いますが、静かにしておきたいときに着信音や通知音を鳴らさないようにする、ガラケーでもスマホでも大事な機能ですね。
iPhoneシリーズでは左側面に備わっている「着信/サイレントスイッチ」を操作するだけで、着信音や通知音を鳴らさないようにすることができて大変重宝しますね。
ですが、Androidスマホでのマナーモード、皆さん納得しているでしょうか。
わたしの考えるマナーモードは、マナーモード中は音を鳴らしたくないので、たとえTwitter上の動画であっても「絶対に鳴らしてはいけない」と考えるわけですが、Androidでは着信音と通知音は消しても動画の音声やゲームアプリの音声は普通に鳴ってしまう。
鳴らさないようにするために、音量一括設定アプリの類(例えば Vollynx というアプリはおすすめです)を工夫して「メディア」音量をゼロにするようにします。
わざわざアプリを追加しないと思うように行かないAndroidスマホ。

ところが AQUOS Sense 3 SH-M12 ではマナーモードのカスタマイズができる(アプリの追加なしでできる)

AQUOS Sense 3 SH-M12 には「高度なマナーモード」という機能があります。

高度なマナーモード、の例
通知領域から簡単に切り替えできるマナーモードのカスタマイズ機能が標準的に備わっています。
ここで、「着信音とバイブレーション」の項目をタップすると、画面が変わりこのようになります:
高度なマナーモードがONのときに鳴動する項目、アラーム、メディア、タッチ操作音
ここで「メディア」をオフにすることで、マナーモード中にTwitter上の動画やゲームアプリの音声をオフにできます。
※ 「メディア」音量がゼロになっているときに、例えばSkypeやLINE電話の通話ができるのかどうかは改めて確認してみたいと思います。

どこか懐かしい、「のぞき見ブロック」機能を持つAQUOS Sense 3 SH-M12

AQUOS Sense 3 SH-M12で懐かしいなと思ったのが、「のぞき見ブロック」機能です。
この機能はシャープさんのガラケーを使ったことがあれば知っているはず、横方向や上下方向からのぞき見されたときに見えにくくする機能で、通勤電車で重宝します。
真正面から覗くとパターンは気になりにくいのに、側面からだとパターンが邪魔して見えにくくなります(が、テキスト情報などは見えちゃうかもしれない)。
ガラケー時代よりも高解像度になり、昔よりも機能が発揮しづらいのかもしれません。
画面の明るさも半減してしまうため、個人的にはあまり使う場面がないかなといったところです。
(なお、見えにくくする画像パターンは4種類、強弱も3段階、用意されています。)

文字表示を遊べる「文字フォント設定」機能を持つAQUOS Sense 3 SH-M12

フォントマネージャーというのを備えいているAQUOS Sense 3 SH-M12なので、プリセットフォントである「モリサワ 新ゴ」「LC明朝」「SHクリスタルタッチ」「Noto Sans CJK JP」から選べます。
フォントを選択し直すと、Android自体の再起動が必要になりますが、個性あるフォントをPlayストアから追加インストールして楽しむこともできるのが、なんかガラケーっぽいなーと感じます。
「SHクリスタルタッチ」はカジュアルさのあるフォントで、文字サイズが小さくても太くしっかり表示するため、黒背景のときに重宝します。

フォント「SHクリスタルタッチ」の表示例

画面が消えていても時刻がわかる「アンビエント表示」機能を持つAQUOS Sense 3 SH-M12

大抵のスマホは画面表示が消えてしまうとLEDの点灯や点滅ぐらいしか表示しません。
AQUOS Sense 3 SH-M12には「アンビエント表示」という機能があり、スリープ状態であっても時計表示や通知のあるアプリをアイコン表示してくれたりできます。
時刻を確認するためだけにスマホを手繰り寄せることもあるのですが、スマホを持ち上げずともAQUOS Sense 3 SH-M12なら日付と曜日と時刻とバッテリー残量表示があるので大変重宝します。

アンビエント表示の設定例
アンビエント表示なら、うっすら時刻表示がわかるのが便利

ガラケーでできていたことを大事にしている印象のAQUOS Sense 3 SH-M12

ガラケーからの乗り換えがまだの人で、シャープのケータイが好きなら、このAQUOS Sense 3 SH-M12はおすすめです。
ガラケーにはなかった、AI活用機能もありますので、追々紹介していきますね。

【加筆:12/26】当初、指紋認証の判定が甘かったAQUOS Sense 3 SH-M12が、ソフトウェアアップデートで改善された!

ちょっと前の話

当初、右手人差し指だけ登録していたので気づきませんでしたが、本格的に使い出すために右手と左手、人差し指と親指の、計4本の指紋を登録したときの話です。
急に指紋認証の精度が悪くなりました。
まず、4つの指を確実に判定できていません。設定→セキュリティと現在地情報→指紋、と進むことで指紋登録とテストができるのですが、押した指と違う指の表示が反応したりする、もしくは全く反応しない、なんてこともありました。
理想では、指紋認証で簡単にロック解除して、ささっとQR決済やタッチ決済などをやりたかったのに、指紋認証がうまく行かずにロック解除に手間取ってしまうのはダサいので、どうしようかと悩んでおりました。

ソフトウェアアップデートで改善された指紋認証

ソフトウェアアップデートが先日ありまして、うちの AQUOS Sense 3 SH-M12 にも新ソフトウェアが降りてきました。
更新内容が《のぞき見ブロックON/OFFで画面が乱れる場合がある事象の改善》というだけで少々頼りないと思っていました。
しかし、ソフトウェアアップデートのあと、指紋認証が素直になり信頼性が高まりました。
今試してみると、他の指だと誤認識してしまうような事象は発生していません。正しくタッチした指を認識できるようになっています。
これは嬉しい。と同時に、弱点と思っていた箇所が改善されたので、他の方にも勧めやすくなりました。