m6u's blog

便利な製品・サービス・アプリを見つけては、その評価を書き続けるブログ

カーナビタイムのココが駄目だよ

カーナビタイムは、スマホやタブレットで本格的にカーナビを再現するアプリ

 2016年12月にカーナビタイムを使うぞと決めて、365日ライセンスを購入して使ってきました。 Amazonで365日ライセンスを購入するのが安く運用できる方法です。
 実際に使ってみて気づいたところを幾つかまとめたいと思います。

タブレットアプリっぽさがない、カーナビの再現に注力している印象

 良く言えば、スマホやタブレットの操作に慣れていない方でも覚えれば使えることを大事にした操作体系。
 悪く言えば、スマホやタブレットの操作に慣れていると幾つか違和感を覚える操作体系。
 普段の地図画面上はカーナビ装置にありがちなボタンだらけの画面レイアウトにせず、せいぜいズーム倍率を操作するボタンくらいしかありません。 (ズーム操作や地図の回転は、タブレットによくあるピンチイン・ピンチアウトや指先二本で回すような操作も受け付けます。)
 ナビ案内中の操作メニューと、グランドメニューが別のボタンに分かれているので、画面がボタンだらけになりにくい配慮がなされています。

行き先入力後到着地点を微調整しないと使いづらい

 最近2つ困った現象に遭遇しました。
f:id:m6u:20170426121749p:plain
 一つ目は、中央分離帯がある幹線道路に面した目的地を指定したときに、中央分離帯のために明らかに右折で接近できないケースでも「YOU右折しちゃいなよ」みたいな案内をされることがありました。 たまたま何度か通い慣れた場所だったため、「そのルートでは中央分離帯に阻まれるよ」と分かっていたため自分で考えて迂回しましたが。
f:id:m6u:20170426121748p:plain
 もう一つは、目的地点に最も近い地点を幹線道路優先で見繕ってしまうことがありました。 この場合は幹線道路から目的地まで歩いて接近したくても地理的にできないため、点線で示すルートを取らないといけないのです。
 本当に欲しい機能は、建物の場所だけでなく敷地にアクセスする安全なルートを示してくれることだと思います。 現場に到着してから機転を利かせて自分で接近方法を考えるとなると、交通量が多ければうっかり曲がれないとかうっかりぶつけるなんてことを誘発しかねないので、安全で楽な誘導がほしいです。

曇天雨天時は位置ずれに注意

 こればっかりはスマホやタブレットの性能にも関係するところのため、なにもカーナビタイムだけの話ではないのですが、天候が悪いときは位置ずれのために、まだ横断していない道路の向こうに居たり、一本隣の道路に居たりすることもあります。
 GPS位置情報に依存するため、交差点を曲がったかどうかの判断がGPS位置ずれのために狂うときもまれにあります。

車両管理がUIダメすぎ

 使っていて最もイライラするのが、ホームページ上で何故か紹介されていませんが、車両管理機能です。 グランドメニュー画面左上にオマケのようにボタンがあります。
 クルマに給油するときにオドメーターと給油量と金額を入力することで、満タン法で燃費を算出してくれる機能です。
 この入力画面がとても使いづらい。 例えて言うなら古い車のオドメーター(あるいはダイヤルロック式のチェーンロックのダイヤル部分)をモチーフにしていて、各数字の桁ごとに縦方向に回すダイヤルになっています。 そこはテンキー入力させてほしいところです。 各数字の桁ごとのダイヤルをいちいち回す操作はつい回しすぎたりして余計に時間がかかります。 テンキー画面も表示されますが、なぜか指定した桁一つずつしか受け付けず、隣の桁をタップして一桁入力の繰り返しになり連続して入力させてくれません。 すごくイライラします。
 そして、燃費を算出してくれるだけのしょぼすぎる機能。 他の燃費計算アプリの場合は、オドメーターが何キロを越えたらメッセージ表示するとかあって、オイル交換のタイミングを入力しておくと重宝したりしますが、そんな機能はカーナビタイムの車両管理にはありません。 クラウド側にデータ保存されているみたいですが、保存しているだけでデータを何かに活用したりはしないのでしょうか。
 同社のNAVITIMEドライブサポーターに対する優位点の一つのはずですが、機能が拙すぎて呆れます。

オフライン地図が欲しければ「カーナビタイム」、安価に使えておすすめできるのは「ドライブサポーター」

 カーナビタイムでのルート案内は、わかりにくくはないですがデザインがカーナビ装置の置き換え(あるいは代替え)狙いのために古臭いです。
 交差点付近に掲げられている青看板のイメージを表示して、橙色の線でこっちに曲がるみたいな案内表示があり、曲がるための車線も案内され、交差点付近を俯瞰する画像上に現在位置と曲がるポイントまでの残りメートル数を表示するので、機能としては十分使えます。 そのためずっと使い続けてこられました。
 でも、ドライブサポーターの方が、デザインがスマホっぽくて画面上のレイアウトが上手です。 スマホの狭い画面でもわかりやすくするための工夫が見えて私はドライブサポーターの画面が好きです。
 カーナビタイムはOBD2アダプタとの接続をサポートするらしいのですが、ELM327というチップを採用しているアダプタとBluetooth接続するらしいです。 ちょっと試してみたいけどどのアダプタが良いのか勇気が要りますね。 参考:OBD-IIおよびELM327の説明