m6u's blog

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Visaのタッチ決済、とはなにか。どのクレジットカードで利用できるのか。どのお店で使えるのか。(2019年8月版)

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Visaのタッチ決済が使えるときの目印
非接触の決済方法「Visaのタッチ決済」に興味が出てきたので、かるく調べてみた。漏れなどありましたらスマート浪費家 (@michieru) | Twitterまでタレコミよろしくです。

Visaのタッチ決済、とは

三井住友カード、「Visaのタッチ決済」を搭載開始の記事より引用:

Visaのタッチ決済は、Visaが展開する非接触IC決済技術。レジにあるリーダーにタッチするだけで、サインや暗証番号が不要で決済完了となる。対応の店舗で、「Visaで」「Visaをタッチで」と伝えることで、利用できる。対応店舗は、ローソンやマクドナルドなど。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1172250.html

三井住友カードからのニュースリリース(PDF)には、ローソン、マクドナルドの名前が記載されていて、これらの店舗で店員さんにクレジットカードを渡さずにレジ脇の端末にカードをかざすだけで決済が完了してサインいらず暗証番号いらずという手軽な決済方式になる。
Visaのタッチ決済(非接触決済) | Visa

Visaのタッチ決済、に対応するクレジットカードを発行するのはどこか

JALカード、Visaのタッチ決済を搭載開始より:

JALカードは、JAL・Visaカードで「Visaのタッチ決済」を搭載開始した。対象となるのはJAL・VisaカードとJALカード TOKYU POINT ClubQ Visaカード。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1187736.html

ゆうちょ銀の「mijica」がデビットカードに。Visaのタッチ決済にも対応より:

ゆうちょ銀行が発行する、Visa加盟店で利用可能なプリペイドカード「mijica(ミヂカ)」に、1月28日からデビットチャージ機能が追加され、「ゆうちょ Visa デビットカード(プリペイド機能付き)」になる。Visaのタッチ決済、1回当たりの利用上限額設定、ICチップ、海外ATM出金も追加される。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1166570.html

ゆうちょ、JP BANK VISAカードにタッチ決済機能搭載より:

ゆうちょ銀行は、クレジットカード単体型の「JP BANK VISAカード」および「JP BANK VISAカード ゴールド」に、Visaのタッチ決済機能を搭載することを発表した。2月28日以降に、新規および更新にて発行されるカードから対応。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1170373.html

VISAのタッチ決済搭載「京王パスポートVISAゴールド」より:

京王電鉄、京王パスポートクラブ、三井住友カードは、3月1日から「京王パスポートVISAカード」に「三井住友VISAゴールドカード」の機能を兼ね備えたVISAのタッチ決済搭載のクレジットカード「京王パスポートVISAゴールドカード」の発行を開始する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1170714.html

Kyashが決済プラットフォームを開放。Kyash Directで「経済圏をつなぐ」より:

これまでKyashは、国内カード会社との提携を通じてVisaカードを発行していたが、このライセンス取得に伴い自社単独でのカード発行が可能になった。

なお、バーチャルカードではQUICPayの非接触決済に対応するが、リアルカードはVisaのPaywave(Visaのタッチ決済)となる。また、将来的にはKyash Directにおいて、本人確認(KYC)の代行サービスなども検討していく。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1182417.html

TOKYO 2020 CARDに新デザイン。クレカとプリペイド各3パターンより:

東京2020組織委員会は、公式決済カードとなる「TOKYO 2020 OFFICIAL CARD(TOKYO 2020 CARD)」に新デザインを追加した。タイプはクレジットカードとプリペイドカードの2種類で、クレジットカード3パターン、プリペイドカード3パターンの合計6パターンが用意される。

両カード共に年会費は無料で、「Visa非接触IC決済サービス」に対応。同サービスに対応している店舗では、レジにあるリーダーにタッチするだけで、支払いが完了する。大会期間中は競技会場内でも利用できる。カードの発行会社は三井住友カード。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1200317.html

Visaのタッチ決済より、ジャパンネット銀行が発行するVisaカードも対応している模様。

イオングループ、Visaのタッチ決済を導入より、イオンクレジットサービス株式会社が発行するVisaカードにVisaのタッチ決済を追加することに。


Visaのタッチ決済、が使える場所、ショップはどこか

Visaのタッチ決済とは?より:

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対応ショップ、決済方式など

すき家やはま寿司、Visaのタッチ決済などNFC非接触決済対応。ゼンショーHDより:

ゼンショーホールディングスは、牛丼チェーン店「すき家」など、ゼンショーグループ各店舗にて NFCによる非接触決済サービスを7月より順次開始した。JCBコンタクトレスやVisaのタッチ決済などの非接触決済サービスに対応する。三井住友カードとJCBとの提携で実現する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1200805.html

マクドナルドでVisaのタッチ決済。リストバンドが当たるキャンペーンより:

ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、7月1日から7月31日まで、「Visa x マクドナルド キャッシュレスキャンペーン」を実施する。全国のマクドナルド店舗で、Visaカードで1回200円以上の買い物をすると、1,000円分の買い物ができる「Visaのタッチ決済機能付きオリジナルリストバンド」を、抽選で合計1万名にプレゼントする。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1193419.html

すでにキャンペーンは終了してますね。

Visaカード利用で東京五輪チケットがあたるキャンペーン。“タッチ”で口数5倍より:

ビザ・ワールドワイド・ジャパンは、7月22日から2020年3月31日まで、東京2020オリンピック・パラリンピック観戦チケットがあたるキャンペーンを実施する。

合計で500組1,000名にチケットが当たるもので、対象期間にVisaカード(クレジット・デビット・プリペイド)を5回以上利用すると応募1口としてカウント。また、対象期間中に1回でも「Visaのタッチ決済」を利用すると、期間中の応募口数を5倍としてカウントし、抽選を実施する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1197482.html

ローソンがタッチ決済を拡充、クレジットカードなどが対応より:

ローソンは、店頭の決済サービスを拡充し、Type A/Bの非接触ICを搭載したクレジットカードなどでの決済に対応した。Visaカードのタッチ決済などが対応する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1142614.html

キャナルシティ博多にLINE・PayPay・楽天など9種のコード決済。九州5施設より:

また、一部施設で導入済みだったWAON、QUICPay、iDについても、福岡地所の全商業施設で対応。Visaタッチも、キャナルシティ博多以外の4施設に導入される。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1182166.html

「キャナルシティ博多以外の4施設」とは、マリノアシティ福岡(福岡市⻄区)、リバーウォーク北九州(北九州市⼩倉北区)、⽊の葉モール橋本(福岡市⻄区)、パークプレイス大分(大分市)のことと推察される。

ホームセンターのDCMグループがキャッシュレス化推進より:

2020年度以降には、電子マネー「iD」「楽天 Edy」「WAON」「nanaco」「Suica」等の交通系およびNFCによる「Visa のタッチ決済」「Mastercardコンタクトレス」等のタッチ決済に順次対応する。キャッシュレス決済の拡充は三井住友カードを中心とした事業者の協力のもと実施する。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1187502.html

イオングループ、Visaのタッチ決済を導入より:

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イオングループで対応する決済方式

iDやQUICPayとどう違うのか、Visaのタッチ決済にするメリットは有るのか?

非接触通信を駆使した決済方式として日本国内で先行しているiDやQUICPayと、Visaのタッチ決済(Visa Contactless)やmastercard contactlessとの違いは何かが気になる人もいるだろう。
iDやQUICPayは、FeliCaの仕組みに則った決済サービスであり、おサイフケータイを組み込んだガラケーやスマホでも利用可能な仕組み。
Visaのタッチ決済(Visa Contactless)やmastercard contactlessはFeliCa(JIS規格からISO/IEC 18092 Type-Fとして取り込まれた)ではなく欧米で盛んなMIFARE「ISO/IEC 14443 (RFID) Type A」に則った決済サービス。
FeliCaとMIFAREを統合して下位互換性を確保したのが、いわゆるNFCと呼ばれるISO/IEC 18092(NFC IP-1)のことらしい。ISO/IEC 18092 Type-A/Bっていう表記のコンタクトレス決済はこの方式。
同じように13.56MHzの電波を使って10センチ程度の距離まで届く仕組みだけど、それぞれ通信方式がちょっと違うようで、互いに共存可能らしい。
なので、国内ではiD、海外向けにContactlessっていう設定をクレジットカードにも可能。
スマホの場合、おサイフケータイが入っていないとiD/QUICPayは利用できないものの、NFC対応であればcontactlessを設定できる可能性がある。対応アプリがあるかなど確認するといいかも。
Visaのタッチ決済やmastercard contactlessに対応させると、日本から海外に出ていったときの決済方式として使える。 店員さんにクレジットカードを手渡ししなくても端末にかざすだけで決済できて、現地通貨決済されるから換金した現金を持ち歩く心配が少しは軽減されるはず。 さすがに分割回数やリボ払いをその場で指定することはできないけど、クレジットカード会社のwebサービス経由やコールセンター経由で変更することはできたりするでしょうし。
日本国内でのVisaのタッチ決済やmastercard contactlessなどの普及は、2020対応、海外からの旅行者が楽に決済できるようにする「おもてなし」の一環だと思う。 外国人相手に商売する店舗では対応端末があると喜ばれそうですね。