ホームゲートウェイ装置がギガ速度を出せない疑い
引っ越ししてきたのがこの7月でタイミングよくギガファミリーとかギガマンションの受付開始になり、これは申し込みするしかないと考えて先週開通させた。
昔のようにONU(光回線終端装置)とルーターが別々ではなく、一体型の「ホームゲートウェイ装置(PR-500KI)」ひとつに外部から引き込む光ファイバーケーブルを接続する簡単さ。
このPR-500KIには、無線LAN機能のためのExpressCard/34カードのSC-40NE「2」も付属しているのだが、ちょっと無線LANが不安定な印象。
RBBTODAYさんのSPEEDTESTアプリをiPhone 5にて実行した時、下り24Mbps上り43Mbpsくらいとなって、ギガマンション遅いわ〜とがっかりした覚えがある。
手元にある別のルーターを使ってみる→速くなった
昔使っていた「WZR-HP-AG300H」に切り替えてみた。
こいつは無線LANが11n/a/b/g対応の300Mbpsで、有線LANはギガ対応。 無線LANアンテナが(今では少ない)可動式なのが特徴。
手順としては、PR-500KIに設定済みのPPPoE設定を削除して、WZR-HP-AG300HをRESETボタンを押しながら電源を入れて初期化させた後、PPPoE設定をしてファームウェア更新を実行した。
すると下り68Mbps上り74Mbpsくらいに改善された。
PR-500KIの無線LAN機能を止めていないまま測定したので、そこまで丁寧にやればもう少し変わるかもしれない。
なんとなく予想はしていたんだ、どうせホームゲートウェイ装置なんて速度的なパフォーマンスは出ないだろうって。 PPPoEブリッジ機能を使って他のルーターを活かしたほうがいいだろうなと。
このルーターに変えた狙いはまだ他にある
まだソニー製BDレコーダーやnasneを用意していない状況で、BRAVIA+USB接続HDDの録画環境に対して、外出先から番組予約をしたり録画番組を視聴できないだろうかというのがポイント。
作戦としては、「自宅ルーターにVPN接続」して同じネットワーク内に参加しさえすれば、自宅内ネットワーク上でできる諸々ができるはずと考えている。
余談:無線LANルーターには外部アンテナを残してほしいと切に願う
アンテナって、扱う周波数帯に応じた物理的な長さが必要なはず(参考:電波の波長とアンテナ長の計算)で、馬鹿正直に長くしなくてもいいように各社工夫しているのだと思う。
とは言え、本体にアンテナを内蔵するよりは本体の外にアンテナを設けた方がS/N比的に有利になるはずだし、電波の飛びや掴みが良くなるのは古典的に言われている話だと思う。
NECのAterm、バッファローのAirStation、エレコム/ロジテック、アイオー、たいていアンテナを内蔵させて邪魔にならないことをアピールしている。 本当にそれでいいんだろうか。
以前木造一軒家の実家で、1Fに設置していたバッファローのWZR-HP-G301NHっていう可動式アンテナを備えた無線LANルーターからNECのWR9500Nに切り替えた時、2Fに電波が飛んでこなくて密かに中継器まで備えたりした。 どこがハイパワーなんだよと床に投げつけてしまいたい衝動に駆られたりもした。 5GHz帯と2.5GHz帯の両方使いたかっただけなんだけどなぁ。
アンテナ内蔵式は電波の飛び方を調整することが難しくなってかえって不利だと思うのだが。
そういう体験があったから、今どきの11ac/n/a/b/g対応の高速ルーターに切り替えようと思わない。 どうせ電波の飛びが悪いんじゃないのかと。
一人暮らしだし、当然ルーターと同じ高さ付近で使うから、実家の例のようなシビアさはないと思うけど、どうせなら外部アンテナがニョキニョキ生えてる高速ルーターを使いたいもんだなぁという考え。
そんな時に流れ込んできたニュース「ASUS、世界初の4x4 MIMOで1.73Gbpsの802.11acルーター」にはかなり期待してしまう。 国内での正式発売が待ち遠しい。