arrows M02でのおサイフケータイ生活
富士通arrows M02を使っておサイフケータイ生活に戻ってみたら、SIMフリー端末ということで当初対応サービスが少なかったのですが、電子マネーとして楽天EdyとWAONを収容し、会員証サービスとしてローソンモバイルPontaを収容して、田舎ぐらいの上では十分便利に使えている状況です。
モバイルSuicaも入れられるのですが、電車に乗る生活でもないしローカル線ではSuica対応してないし駅コンビニNEWDAYSで買い物する場面は殆ど無いしSuicaが使えるコンビニはたいてい楽天Edyに対応しているので、Suicaなしでも全く困らない状況です。
ましてや、おサイフケータイサービスで使える「ラッキータッチ」サービスで、楽天EdyやWAON(やモバイルnanacoやモバイルSuica)の利用があるとかんたんなゲームが出来て各電子マネーに対してポイント還元があります。 普段から1ポイントがよく当たり、まれに2ポイントや5ポイントが当たりますが、最大1000ポイントまで当たるらしいです。
iPhone 7/7 PlusがFeliCa対応したことで何が変わるのか
iPhone 7が日本向け仕様としてFelicaに対応して、Suicaを取り込みました。
詳しく見てみると、ICカードタイプのSuicaを読み取ることでICカード側を無効化してiPhoneで使えるようになるそうです。 また、一度iPhoneに取り込めば、Apple Watch Series 2にも移動させることが出来て、つまり改札を通過するのにApple Watchが使えたりiPhoneが使えたりするということのようです。 Suica互換の鉄道系電子マネーサービスでも同様に使えるかもしれません。
ここ、重要です。 物理的に存在するカードを無効化して情報をiPhoneに移して使うという発想は、おサイフケータイにはありませんでした。 NTTドコモが開発したおサイフケータイというサービスにおいてそういう概念はなかったのです。 NTTドコモが作った仕組みじゃない方法でFeliCaをiPhoneに取り込んだAppleは、おサイフケータイを名乗れないのです。 AppleはApple独自の決済サービス「Apple Pay」の一環でFeliCa対応をしただけなのです。
おそらく、Suicaを開発したJR東日本においても、Apple Pay対応のためにシステム改修しているはずです。 新しいSuicaアプリでICカードから情報を移さなくてもオンデマンドにSuicaを新規登録できるようにしたり、Apple Watchに移したSuicaにもオンラインでチャージできるようにしたりと仕組みを整備中です。
改めて、Apple Payがもたらすものってなんだろう
現時点では、Suicaを取り込んでいます。 Suicaなので電車に乗ったりするのに使えたり、定期券情報を取り込めば定期券と同様に使えますし、電子マネーとして商品の購入をしたりも出来ます。
また、クレジットカード情報を取り込んで対応端末を備えた店舗での決済にも対応します。 ドコモやKDDIやソフトバンクが発行するクレジットカードだけでなく国内のいくつかのクレジットカード会社が参入しています。
クレジットカードについては、国内サービスであるiDやQUICPayと同等に使えるように整備しているようです。 クレジットカード会社がおサイフケータイに対応するときにiDもしくはQUICPayに対応させたのと同じように対応しているようです。
便利さが向上するか、問題が生じないか、過大な請求が発生しないか
スマホに決済機能を取り込むこと自体は持ち物が減りそうという意味で賛成なのですが、電子マネーならいいけどクレジットカードの与信情報まで持たせることには疑問があります。
楽天EdyやSuicaやnanacoやWAONが入ってくれることは、小銭の支払いにまごつくストレスを減らして支払いを楽にしてくれるのでとてもありがたいです。 チャージしてある数千円分しか買い物ができないので紛失したり盗難にあったときでも過大な請求をされる心配が少ない(数千円ずつ細かく買い物を繰り返されると自動チャージされますが一日の限度額もありますし)と考えて比較的安心して使っています。
クレジットカードの与信情報をスマホに持たせると、買い物できる限度額はクレジットカードの限度額そのものになってしまい数十万円規模の買い物ができてしまうのがちょっと恐ろしく感じます。 iPhoneならTouch IDでセキュリティーを確保しているけど、寝ている間とか意識を失っている間に突破されて他人の指が登録されていたりしたら好き放題使われてしまいます。
今使っているarrows M02にもiDやQUICPayを取り込めるのですが、こわいのでふつうにクレジットカードを持ち歩いています。
そういったリスクと便利さのバランスを考えて上手に使っていきたいものだなぁと思います。
おサイフケータイもApple Payも、一度使ってしまうと機種変更しづらい
ガラケー全盛の頃であればドコモはiCお引っこしサービスと称してFeliCa情報を新端末に転送出来たりもしましたが、スマホのFelicaではそんな便利なサービスはやっていません。 各サービスごとに新機種への移行手続きをコツコツとやりきる必要がありとても煩わしいです。 手続きがサービスごとに異なるため、メモを取りながら慎重に対応する必要があります。
Apple Payはどうなんでしょうね、運用面においての情報が少なすぎて現段階ではわからないですね。
iPhone 7/7 PlusやApple Watch Series 2が防水性能を持っているので簡単に水没して故障するなんてことはないと思いますが、なるべく末永く使えると良いですね。